お墓に入れる文字
お墓にどのような文字を彫ればいいのか
■自由にお墓に彫る文字の時代です。
お墓というと最初はどのようなものをイメージしますか?
昔ながらの縦型・和風のお墓を思い浮かべるのではないでしょうか。
現在は、戦後普及してきた洋型のお墓が、都市部ではほとんどとなりました。
形、素材、もさまざまでガラスを使ったものもあります。
お客様のご希望でも亡くなったご主人が個性的な方だったので
それにあった他とは違うものを作りたいというものもありました。
家族を大事にしつつも、自由に文字を決めたり、
名字の違う家族も入れるようにと、「絆」「心」などの
言葉をお墓の文字にするケースが増加しています。
■墓石の文字は○○家の墓
さかのぼること明治中期に家制度というものが浸透しはじめて
それまで個人名をお墓に彫っていたのが、家単位のお墓になってきました。
個人でお墓建てていたら場所も限られますよね。
家を大事にするということと、
また各地に霊園といったインフラができ一般化されました。
先祖代々の墓、○○家の墓というものがほとんどでした。
■洋型墓石が主流
戦後増えてきたのが、洋型の墓石です。
和型のお墓から、よりシンプルな洋型のものが流通しはじめました。
それにより、お墓の文字も○○家、一文字、二文字、
それにお花のレリーフを彫刻したりするものが多くなって来ました。
■かといってお墓は子孫で守るもの
家を大切にし、お墓は代々長男が継ぐものという考え方は根強くあると思います。
それには家名を彫るべきだとも思われるでしょう。
ただ近年は実際生活圏が出身地と離れ、お墓参りもままならない方も多く
お墓を守るのは大変だと思っている方もいらっしゃいます。
また○○家にしてしまうと、
例えば一度結婚された娘さんが戻って来たりする場合
名字が違うと肩身がせまくなるかもしれません。
現代はお墓の在り方を問われている時代とも言えます。
まとめ
現代は自由にお墓をつくる時代。
お墓に入れる文字も家族にあったものを選びましょう。
文字のご相談も受けています。